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【支援事例06】祖父名義の土地を、親族が多くて整理できない ― 数次相続で26人に広がった権利を整理して売却した例

2 日前
読了時間: 3分

※ 実例をもとに、個人が特定されないよう人物・家族構成・財産・金額・経過を加工したモデル事例です。特定のお客様の声を示すものではありません。


ご相談者:祖父の孫にあたる62歳の男性。権利を承継した相続人は26人

対象財産:約50年間名義を変更していない地方の土地と空き家


ご相談のきっかけ

祖父が亡くなった後も、地方にある実家は祖父名義のままでした。相談者の父が固定資産税を払い、庭の手入れをしていたため、親族は登記を確認することなく、何となく父の家だと考えていました。その父も亡くなり、空き家の管理が難しくなって、相続登記の義務化を知った相談者が登記を調べたことで、祖父名義であることが分かったのです。


長い期間が経過し、祖父の子どもたち(7人いました)にも次々と相続が発生していて、連絡先の分からない方ばかり。誰に何を連絡すればよいか分からない状態でした。


私たちが行った支援

まず、祖父の出生から死亡までの戸籍をたどり、亡くなった順番と各相続の関係を整理して、権利を承継した方を特定しました(事務所ではこの過程を「相続人調査」と呼んでいます)。法的に権利を承継した人は26人。最初にご家族が考えていた範囲より広かったため、関係図と、各人に確認する事項をまとめました。本事例では全員の住所地を確認でき、関係者はご本人の意思で協議できる状態でした。


不動産会社の査定と売却費用の見込みを共有し、親族全員で何度も文書をやり取りして話し合いました。結果、相談者が不動産を取得し、他の相続人へ合意した金額を支払う代償分割を選択。売却代金を支払原資とし、金額や時期、売却がまとまらない場合の扱いを協議書に明記しました。税理士には、売却時の税金や費用を含め、相談者に必要な資金が残るかも確認しました。


当事務所は、戸籍の収集、権利承継者への連絡文書の起案、資料の整理と客観的な意見の伝達、合意に沿った書類(遺産分割協議書や覚書など)の作成、相続に応じて必要となる登記を担当しました。隣地との境界資料が不足していたため、土地家屋調査士にも確認を依頼。買主募集と売買仲介は不動産会社が担当し、書類の返送状況や決済までの日程を関係者で共有しました。


その後の変化

戸籍の収集・相続人調査、親族間の調整と合意、境界の整理を経て、着手から約15か月で売却まで完了しました。相談者から各相続人へ合意した代償金が支払われ、その後の固定資産税や空き家管理を親族が負担する必要もなくなりました。


親族の間に大きな対立はなくても、相続人と必要になる手続きが分からなければ話は進みません。最初に「誰が関係するのか」を正確に描くことが、解決への近道でした。



【制度の補足】2024年4月1日より前に相続し、その取得を知っていた未登記の不動産も、原則として2027年3月31日までに相続登記の申請が必要です。


ご相談について

似たご事情でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。初回のご相談は1時間・無料です(ご来所またはオンライン)。相談を予約する


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